「あ〜・・・眠い。
眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い・・・」
バコッ
「うるさい!、眠いっていって眠気は取れるの!?」
「いや?」
「じゃぁ黙ってて!!」
「はぁ・・・」
彼女の名前は。
そしてを殴ったのは親友のヒカリ。
彼女達は幼稚園からの幼馴染でもある。
「けど、大丈夫?」
「何が?」
「なんか顔色悪いような気がするけど・・・」
「じゃぁそういう事で帰る。」
「うん、今回はそうしな。」
ちなみに二人は高校生で、サボりの常習犯。
「それじゃ。」
と、は帰っていった。
「ただいまー・・・」
誰もいない家にの声は響いた。
そう、誰もいないはずなのだ。
「おかえり。」
「あんた誰?」
「随分と冷静な子だね。」
「ありがとう。で、何不法侵入してんの?」
「不法侵入だなんて・・・ちょっと落ちる場所を間違えただけ。」
「なんだそれ。
ま、いいや。間違えたんなら出て行って。」
「と、思ったけど間違ってなかったんだ。」
「どっちだよ。ってかあんた誰?」
「僕?僕は性別男、あ、ちなみに今日誕生日なんだ♪」
「他は?」
「職業は、神様やってます。」
「あっそ。で、なんでここに落ちてきたの?」
「・・・・・・驚かないんだね。」
「別に。十分驚いてるよ。」
「そう・・・でも、良かった。」
「何が?」
「暗いことか、変に明るい子だったらどうしようかと思ってたから。」
「何が?」
「君には、これから異世界に飛んでもらう。」
「やだ。めんどくさい。」
「こっちのお金は向こうでも使えるから。」
「だからやだって。」
「なんでさ?
だいたいの子は喜ぶのに・・・」
「別に行く必要ないし。」
「この世界に満足してるの?」
「そりゃぁ、不満はあるけど、
そんなのどこにいったってあるでしょ。」
「大人だねぇ・・・」
「別に。」
「でも、今日は僕の誕生日だから、
僕のいう事をきいてね!!!」
「やだ。あんたとは無関係。」
「いいじゃん!へるもんじゃないし。」
「へる。」
「まぁまぁ。今日、朝から眠いんでしょ?」
「まぁね。」
「それは、異世界に行く、っていう証拠!」
「あっそ。」
「・・・疑わないんだね。」
「何を?」
「僕を。自分を。」
「疑う必要がない。」
「・・・そう・・・」
「・・・で、どうやって行くの?」
「行ってくれるの!?」
「あんたの誕生日なんでしょ?」
「そ、そうだけど・・・」
「ほら、早く。」
「・・・ありがとう。」
シュッ・・・
一瞬だけの体は光った。
「何?」
「僕からのお礼。
これで向こうに行っても困らないよ。」
「・・・そう・・・ありがとう。」
「お礼を言うのは僕のほうだから。」
「?」
「今まで、僕を信じてくれる人なんて、いなかったから・・・」
「・・・・・・・そう・・・・・・・」
「それじゃぁ、君を異世界に飛ばすね。」
「異世界って、どこ?」
「『銀魂』、っていう漫画があるでしょ?」
「ああ。」
「読んでた?」
「いや。だが、知識だけは親友に叩き込まれた。」
「そ、そうなんだ・・・」
「で、そこにいくんだね?」
「あ、うん。」
「持ち物は?家は?」
「あ、とりあえず財布を持って。
あ!そうだ、もうひとつプレゼント。」
「?」
シュッ・・・
の体は再度光った。
「服が、変わった・・・?」
「向こうの服にしておいたけど、動きやすいようになってるから。」
「・・・何から何までありがとう。」
「お金、いっぱい財布に入れておいたから。」
「いいの?」
「うん。」
「・・・それじゃぁ、一個聞いていい?」
「うん?」
「・・・貴方の、名前は?」
「僕に、名前は無いよ。」
「・・・じゃぁ、レイ。」
「え・・・?」
「貴方の名前、レイ。」
「・・・・っ・・・・ありがとうっ・・・!」
シュッ・・・
「!」
の身体は消えていった。
「・・・・・・本当に、ありがとう、・・・・」
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