本当はこの不安を取り除きたかった。

何処から来るのか、どうしてあるのか、それさえわからない、あってはならない不安。

その不安の裏には、浦原が何かを隠しているという確かな確信がある。


だからこそ、確かめに来た。


なのに、いや、だからか?この不安は警告かもしれない。取り除かないと後悔する。



気をつけてください、この害虫は危険です。



そのとうりだ。
多分。今、この時に取り除いてしまわないと、害虫のように、病原菌のように、
どんどんどんどん増えて、侵食される。


「それは、俺の台詞だ。」


どうして、泣いてるような顔なんだよ。


「何を迷ってるんだ」


何で、離れようとするんだ。


「なぁ、教えろよ」


じゃ無いと帰れない。

いや、教えたって、帰らない。


「浦原、泣くな。」


伸ばされた腕が絡む先は、浦原の首。

抱きしめられるまで、抱きしめられたという事に浦原は気づけなかった。
浦原は泣いてなどいなかった。


ただ、歯痒い。


明日になれば、この太陽のような子は、その友人達と尸魂界へと行ってしまう。
決して一人ではない。
けれど、簡単にこまを進める事もできない場所。
追放された身が、こんなにも歯痒く、追放された事を、
こんなにも後悔した事は初めてだった。

一護の両頬に掌を当て、その顔を良く見る。
何処を見ているのかはっきりしたその眼。


その眼が怖い。


その眼を失う事が、こんなにも怖い。
肩が震えるほど、弱音を吐いてしまいたくなるほど。


「黒崎さん…ねえ、帰ってくださいよ」
搾り出すかのような、蚊のような声が出た。
「るせぇなあ」
口調がつい、ぶっきらぼうになる。


解ってる。


今のこいつは、何か、どこかが可笑しいんだ。


多分、心の中が。


だから、普段以上に優しくしてあげたい。
なのに、頭はこう考えても、天邪鬼な口はその思いとは裏腹の言葉を口にしてくれる。

全く持って憎たらしい。

「いつまでもぐだぐだ言ってんじゃねぇよ」
「…黒崎さん?」
何を言っているんですか?アタシがぐだぐだ?
そんなに話したつもりもないんですけど…。ああ、まともに顔が見れない。
つい、浦原は顔を俯けてしまう。


その度に、一護に上を向かせられ、次は眼が泳ぐ。
顔を凝視できない。押さえが利かなくなりそうで…

「く…」
ろさきさんと続くはずだった言葉は、目の前の唇に吸い込まれた。



ちょっとまってくださいよ。いきなりすぎや、しませんかい?



「不安がつきまとうんだ。」


唐突な彼の言葉はどこか寂しげ。


「てめぇの態度がおかしすぎる」


ごもっとも。
コレでも頑張ってるんですがねぇ


「俺は、無駄な不安は嫌いだ」


そりゃ、そうでしょう。


「だから…無理にでも安心してやる」







ちょっと…待ってくださいよ。



えーと…。 つ、続くの、かな? 個人的には続きを書いてもいいんだけども、コレはコレでいい気もするし… まあ、読みたいって、人がいれば声をかけてくださいな。 ただ、続きを書くとなれば流れて気に微エロになるかもなんでご注意を。 歓迎!!なかた。お友達になりましょう(笑) back
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