9ページめ

「七虹香さん!!あなた,どぉゆうつもり!?」

いつも冷静な委員長が,さらさらした黒髪を指でいじりながら,七虹香に問い詰めた。

「え…?どぉゆうって…何が?」

「…はぁ〜」(´A)=3

女子一同が一斉にため息をついた。

「いい!?七虹香さん!!あれは完璧に神崎君,あなたに告白をするつもりよ!!それなのに…七虹香さんたら普通にOkしてしまうんだもの。びっくりしたわ」

「…」

「…七虹香さん?どうしたの?」

委員長が心配そうに七虹香の顔を覗き込んだ。

「本当に…青空は…あたしに告白するつもりなのかな…」

だって青空は
夕陽が好きなんじゃないの?
本当にもう,夕陽の事は忘れちゃったの?

「あたしは…違うと思う。」

「だって,あんな風に話す神崎君,あたし,初めてみたよ?顔も少し赤かったし…」

女子の一人が言った。
それをきっかけにみんな,ざわざわと騒ぎ出した。

「ちょっと待って!!みんな」

ピタ。
委員長の一言でみんな,一斉に黙る。さすが委員長。

「私は,別に神崎君が誰を好きでも構わないし,はっきり言って,神崎君には興味がないわ。…でもね,やっぱりクラスメイトとしては,ほっとけないのよ。とくに七虹香さん,あなたは」

「え…?なんで…」

「だってあなた,いつも一人だったじゃない。私はこの通り,堅物だからあなたは私とは淡々としか喋った事はないでしょう?でも…私はやっぱり気になるのよ。一人っきりの女の子は。」

「委員長…」



NEXT→



2style.net