12ページめ

「俺さ……。七虹香に言わなきゃいけない事があるんだ」

青空は静かに喋り始めた。

「七虹香さ,なんか中学校に入ってから…なんか,俺の事気にしてないか?」

…………。

へ?(・_・;)

どうやら告白ではないらしい。
七虹香は少し考えてから答えを切り出した。

「…ううん。もういいんだ。」

確かに,七虹香は青空のまわりの環境と自分の環境の変化に悩んでいた。でも…今は。
委員長がいてくれる。七虹香には友達が出来た。

「私ね,青空が羨ましかったの。」

「え?」

七虹香は青空の目を見て,しっかりといった。

「でもね,気づいたんだ。」

「…。」

「あたしは,どんなにあがいても…あたしなんだよね。」

「…うん」

「だから,あたしもういいんだ」

七虹香は青空から目を離して,上に広がっている空を見た
白い雲がふわふわと浮いていた。
七虹香は雲にむかって,空にむかって言った

「あたしはあたしで青空は青空。それでいいんだよね……!!」

声が震えていた。
でも涙はでなかった

「だからさ,気にしないでヨ。青空は自分のことを考えなきゃ。」

「でも…」

「さぁ,帰ろ。」

「…はいはい」(^_^;)

青空はそれ以上,何にも言わなかった。

二人はまた並んで歩き出した。
空は快晴。遠くにはかすかに虹が見えた気がした。



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